FERODO
FERODO スポーツパッド

ラインアップ Lineup

110年以上の経験から生み出された、勝つためのブレーキパッド、フェロード・レーシング

FERODOは世界で最も古い歴史を持つ摩擦材メーカーです。 その卓越した技術・経験で世界のレーシングチーム・有名キャリパーメーカー・自動車メーカーから絶大な信頼を得ており、文字通り「THE FIRST NAME IN BRAKES」となっています。

FERODOの歴史は、1897年にイギリス人Herbert Froodが馬車用のブレーキシューを開発した所から始まります。その後1904年にはロンドンの乗合馬車メーカーへのOEM供給を開始、1907年にはロンドンとパリの地下鉄へのブレーキ供給を開始しました。これらのOEM供給は現在まで続いており、世界中の主要な自動車メーカーへ供給を行なっています。

また1912年からはモータースポーツへ進出を始め、現在に至るまで世界のレースシーンで圧倒的な実績を残しています。そして、これらレース界で培った経験を元にAP RACNIG・BREMBOなど、有名キャリパーメーカーへのブレーキパッド供給を行なっています。

DS パフォーマンス DS PERFORMANCE

フェロード・レーシング直系のストリート用ハイパフォーマンスパッド。
「サーキットを走るわけではないが、安心できる制動性を求めたい」という方に最適のハイパフォーマンスパッドです。

  • 常温からの初期制動に優れており、乗り始めから安定した性能を発揮します。
  • バックプレートと摩材の間に特殊断熱材を挿入。キャリパーへの熱伝導を抑え、ベーパーロックを防止します。また、摩材自体の耐フェード性もハイレベルです。
  • スコーチ(パッド表面の焼付け)加工済みで、装着後の焼入れ作業が少なくて済み、初期なじみが良好です。
  • スポーツパッドでありながらダストも出にくい設計です(一般的なドイツ車純正パッドの半分程度)。
  • ストリートでの使用を前提としているため、以下を重視した設計になっています。
    • ローターへの低攻撃性
    • パッドライフ
    • ウェットリカバリー性
    • 差込み式はもちろん、埋め込み式のパッドウェアセンサーにも対応(一部品番は除く)

DS2500 DS2500

フェロード・レーシングの定番、ストリートからサーキットまで対応のスポーツパッド。
「サーキット走行もするが、同じパッドで街乗りもしたい」という方に最適のスポーツパッドです。

平均摩擦係数0.42
適正温度域20℃~500℃
  • 制動力・耐フェード性・パッドライフをバランスよく設定し、レース用の摩材でありながらストリートでも使用できます。
  • コントロール性を重視した設計で、ベダル踏力に応じた効きが得られます。
  • バックプレートと摩材の間に特殊断熱材を挿入。キャリパーへの熱伝導を抑え、ベーパーロックを防止します。
  • レーシングパッドでありながら低いローター攻撃性を誇ります。

DS3000 DS3000

レースシーンで定番のハイミュー競技用パッド。
「絶対的な制動力」はもちろん、「コントロール性」を重視される方に最適のレーシングパッドです。

平均摩擦係数0.48
適正温度域200℃~650℃
  • 走行会~レース用のハイミュー競技用パッド。初期バイトから奥まで、高次元の制動力が得られます。
  • 高温時でも安定したコントロール性を発揮します。
  • バックプレートと摩材の間に特殊断熱材を挿入。キャリパーへの熱伝導を抑え、ベーパーロックを防止します。
  • 軽量級~重量級まで車重量を選ばないオールラウンドな適用性があります。

※DS3000は競技用パッドとなります。ストリート(低温)での使用は、パッド・ローターの異常摩耗を引き起こす場合があります。また、装着後の焼入れ作業が必須になります。

DS1.11(ワン・イレブン) DS1.11

摩材の結合材に新技術「シロキサン テクノロジー」を使用。
従来のフェノール樹脂系パッドよりも耐熱性が高く、フェード現象の発生を抑えます。
ハードユース時の「耐熱性」「コントロール性」を重視したレーシングパッドです。

平均摩擦係数0.46
適正温度域200℃~700℃
  • 摩材の結合に耐熱性の高いシロキサンを使用。従来のフェノール樹脂系パッドでは早ければ300~400℃程度で樹脂が分解してフェードが始まりますが、シロキサン樹脂を用いることにより耐フェード性能が700℃にまで上昇しています。
  • フラットなミュー特性が特徴で、減速Gが予測しやすく、コントロール性に優れます。
  • 摩材にセラミックを使用し、優れた制動力・長いパッドライフ・非常に低いローター攻撃性を誇ります。
  • バックプレートと摩材の間に特殊断熱材を挿入。キャリパーへの熱伝導を抑え、ベーパーロックを防止します。

※DS1.11は競技用パッドとなります。ストリート(低温)での使用は、パッド・ローターの異常摩耗を引き起こす場合があります。また、装着後の焼入れ作業が必須になります。

DS UNO(ウーノ) DS UNO

DS1.11をさらに進化させ、より高い制動力を持たせたパッド。
ハードユース時の「耐熱性」「高い制動性」を重視したレーシングパッドです。

平均摩擦係数0.48
適正温度域200℃~700℃
  • DS1.11と同様、摩材の結合材に耐熱性の高いシロキサン樹脂を使用。耐フェード性能に優れます。
  • DS1.11から、より制動性を高めた設計です。
    絶対的な制動性を重視する場合はDS UNOを、コントロール性を重視する場合はDS1.11を選択して下さい。
  • 摩材にセラミックを使用し、優れた制動力・長いパッドライフ・非常に低いローター攻撃性を誇ります。
  • バックプレートと摩材の間に特殊断熱材を挿入。キャリパーへの熱伝導を抑え、ベーパーロックを防止します。

※DS UNOは競技用パッドとなります。ストリート(低温)での使用は、パッド・ローターの異常摩耗を引き起こす場合があります。また、装着後の焼入れ作業が必須になります。

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ブレーキパッドの焼入れ方法

DS3000/DS1.11/DS UNOについては、かならず装着後に焼入れ作業を行なって下さい。
これらの摩材で焼入れを行なわずに使用した場合、摩材の欠けやヒビ割れなどが起こる場合があります。

DS PERFORMANCE/DS2500についても、可能であれば焼入れ作業を行うことをお勧めします。

焼入れの目的
焼入れ方法

焼入れはサーキットなど、安全を十分確保できる場所で行なって下さい。
また、焼入れ作業は温度を徐々に上げながら行うことが重要です。急激に温度を上げると表面硬化してしまい、性能劣化を引き起こします。

  1. 軽めのブレーキングでサーキットを1~2周し、パッドを徐々に温めて下さい。
  2. 全速の70%の速度から、50%ほどの踏力で4秒間踏み続けるブレーキングを最低15回行なって下さい。その後、徐々に速度と踏力を増しながらのブレーキングを15回ほど行なって下さい。
  3. しばらく走行してブレーキを冷却して下さい。
  4. ピットに戻り、パッドの表面を確認して下さい。パッド全体に当たりが出て、表面が硬化していなければ完了です。

※焼入れ中にパッド温度が500℃位になるのが理想的で、冷却中にパッドから煙が出てきても問題ありません。
※特にDS1.11とDS UNOの場合は500℃から700℃くらいの間になるようにして下さい。

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PR ナンバーについて

AUDIやVOLKSWAGENの場合、適合確認にPRナンバーが必要な場合があります。
PRナンバーはエンジンルームやトランクにある装備ステッカー、もしくはメンテナンスノートなどに記載があります。
下図のように複数の記号が記載してありますが、適合表に記載のあるPRナンバーが存在するかを確認して下さい。

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FABナンバー(Build Code/RP/ORGA)について

プジョー/シトロエンに関して、FABナンバーで適合が分かれている場合があります。
FABナンバーは車検証には記載がなく、現車での確認が必要となります。以下を参考にFABナンバーをご確認下さい。

FABナンバー記載箇所

(図1)ストラット部分へのペイント

(図2)ドア付近のタイヤ空気圧ラベル

記載方法
桁数

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注意事項

装着について

ブレーキパッドは重要保安部品です。装着作業は認証工場で行なって下さい。自己責任での装着作業を行う場合は、点検整備記録簿に整備内容を記載し、車両に携帯保管する事が義務付けられています。
いずれの場合も、装着作業に伴う不具合により生じた事故などにつきましては、当社は一切の責任を負いかねます。

ブレーキ鳴きについて

FERODO Racing製品についてはスポーツパッド・競技用パッドという商品の性質上、ブレーキ鳴きに関するクレームは一切お受けできない事をあらかじめご了承下さい。

パッドウェアセンサーについて

パッドウェアセンサーについては基本的に非対応となります。(差込み式のセンサーについては一部対応している品番もあります。対応についてはパッド図面をご参照下さい。)

DS PERFORMANCEについては基本的には差込み式・埋め込み式どちらも対応していますが、一部に非対応の品番もあります。詳細はパッド図面をご参照下さい。

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